吉田宿は江戸日本橋から数えて34番目の宿場町で、現在の豊橋市中心部と重なる。
吉田の町は古くは今橋と呼ばれ、東三河の拠点として戦国時代の争乱の最中に吉田に改称された。江戸時代は、吉田藩の城下町、東海道の宿場町、さらに豊川の舟運や伊勢詣での船旅の湊町としてにぎわった。
東海道は吉田城の惣構えの堀に沿って道筋が通され、町屋が立ち並んだ。明治2年(1869)、吉田は豊橋に改称。戦災や戦後復興のため宿場町や城下町の景観は失われたが、町名や拡幅された道筋に街道の名残が残されている。
見どころ
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秋葉山常夜燈
文化2年(1805)に建立。地震で倒壊し豊橋公園内に再建。平成13年(2001)に 現在地に移転された。
住所 〒440-0058 愛知県豊橋市旭本町71 -
東惣門跡
吉田城の東惣門跡を伝えるミニチュアが再現されている。
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曲尺手門石碑
曲尺手とは鍵型に曲げた道のこと。東海道に交差した道を屈曲させ城側に門があった。
住所 〒440-0803 愛知県豊橋市曲尺手町 -
吉田城鉄櫓
櫓の内部は吉田城や吉田宿に関する資料を展示する。
住所 〒440-0801 愛知県豊橋市今橋町3 -
本陣跡、脇本陣跡
宿の中心は札木町交差点付近で道の北側に本陣2軒、南側に脇本陣が1軒あった。石碑が立つ。※MAPのピンの位置は2つのゾーンの中間点です
住所 (本陣跡)
〒440-0893 愛知県豊橋市札木町50
(脇本陣跡)
〒440-0893 愛知県豊橋市札木町89 -
西惣門跡
西惣門跡を伝えるミニチュア。この門を出ると宿外れとなった。
住所 〒440-0073 愛知県豊橋市湊町 -
湊町公園・松尾芭蕉吉田の宿旅籠の記
貞享4年 (1687)松尾芭蕉は渥美郡保美の里(現 田原市)に住む愛弟子を訪ねる旅の途次、吉田宿の旅籠に宿泊したことを綴った碑。
住所 〒440-0073 愛知県豊橋市湊町6 -
トヨバシ遊園(旧豊橋跡)
江戸時代には木製の大橋(吉田大橋)が架けられていた。明治期以降に上流に新たな吉田大橋が架けられた後、豊橋(とよばし)に名称変更された。
住所 〒440-0072 愛知県豊橋市船町115-2 -
春まつり(さくら)(3月下旬~4月上旬)
豊橋公園をはじめ、向山緑地、岩屋緑地他、市内で桜を見ることができる場所で開催。
住所 〒440-0801 愛知県豊橋市今橋町(豊橋公園) -
祇園祭(7月第3金・土・日曜日)
手筒花火発祥の地として知られる吉田神社の例祭。手筒花火や大筒、乱玉を揚げる勇壮な祭り。豊橋の夏の風物詩。
住所 〒440-0891 愛知県豊橋市関屋町二 -
炎の祭典(11月)
東三河伝統の手筒花火を中心に乱玉、仕掛花火など多彩な花火が楽しめる。
住所 〒441-8077 愛知県豊橋市神野新田町ユノ割 -
鬼祭(2月10日、11日)
安久美神戸神明社の例祭。国の重要無形民俗文化財として指定されている。
住所 〒440-0806 愛知県豊橋市八町通3丁目17