名古屋宿

なごやしゅく

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美濃路は、東海道の熱田宿(宮)と中山道の垂井宿を結んだ東海道の脇街道。宿場は名古屋、清須、稲葉、萩原、起、墨俣、大垣の七宿が置かれた。江戸幕府の規定によれば、各宿には中山道と同じく50人・50疋の人馬が置かれ、五街道に次ぐ重要な街道とされた。このうち名古屋宿は特殊な宿場だった。本陣、脇本陣、旅籠はなく将軍や朝鮮通信使らの休泊を担った(*1)。
また名古屋宿の札の辻は、美濃路をはじめ、岡崎に至る駿河街道(*2)、中山道伏見宿に通じる木曽街道、中山道大井宿に通じる下街道など各街道の起点であった。

*1参勤交代の諸大名は名古屋宿を通過させ、一般の旅人は宿場に近い玉屋町(名古屋市中区)の旅籠を利用した。
*2 明治以降は飯田街道。

見どころ

  • 伝馬橋

    堀川七橋のひとつ。美濃路がこの橋を通っていたため、江戸時代は一番のにぎわいであったといわれる。

  • 五条橋

    元は清須を流れる五条川に架かっていた橋。清須越の際に名前とともに移された、現在の橋は、昭和13年(1938)に架け替えられたもの。

    住所 〒451-0042 愛知県名古屋市西区那古野1丁目1-2
  • 海福寺

    新道六箇寺のひとつ。尾張徳川家初代徳川義直は、鷹狩の際にこの寺でよく小憩したという。

    住所 〒451-0035 愛知県名古屋市西区浅間2丁目9-2
  • 白山神社

    榎権現の名で親しまれる。織田信長が桶狭間の戦いの際、戦勝を祈願し、合戦後に太刀一口を寄進したといわれる。

    住所 〒451-0063 愛知県名古屋市西区押切2丁目5−2
  • 八坂神社

    長寿延命と豊作祈願の提灯祭りが有名。

    住所 〒451-0064 愛知県名古屋市西区名西2丁目34
  • 旧枇杷島橋案内板(美濃路道標)

    江戸時代の枇杷島橋が架かっていたとされる位置に設置。江戸時代の橋は川の中にあった中島を中継し、二つの橋が架けられていた。

    住所 〒451-0053 愛知県名古屋市西区枇杷島3丁目12-12
  • 提灯祭り(5月第3土曜・日曜日)

    八坂神社のおまつり。境内に沢山の提灯が飾られ、中でも高さ20mの竿に吊るした「山笠提灯」は見物。

    住所 〒451-0064 愛知県名古屋市西区名西2丁目34
  • 円頓寺七夕まつり(7月最終水曜日から5日間)

    アーケードには各店舗などが作成した張りぼてや装飾、出店が並ぶ。

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