由比宿

ゆいしゅく

由比宿は江戸日本橋から数えて16番目の宿場町。静岡県内で最も小さな規模の宿場町だったが、その町並みは今なお往時の面影を残す。本陣跡を整備した由比本陣公園には歌川広重作品を中心にした東海道広重美術館や交流館などがある。公園前の正雪紺屋は江戸時代初期に幕府転覆を企てた由比正雪の生家といわれる。由比宿は東海道の難所で知られた薩埵峠を控え、西隣の間の宿・西倉沢とともに旅人たちは休息をとった。