四日市宿

よっかいちしゅく

四日市宿は江戸日本橋から数えて43番目の宿場町。四日市宿も桑名宿と同様、熱田宿へ海路十里の渡し場があり、伊勢参宮道の追分を控えた旅人たちでにぎわった。戦災により宿場町中心部の景観は失われ、東海道はアーケード街を通り抜ける。しかし、旧道沿いの一部に連子格子の古い家屋が軒を連ねたり、伊勢参宮道との追分(日永の追分)には道標や常夜燈があり、往時の面影を残している。令和元年(2019)、問屋場跡地に「東海道四日市宿資料館」が開館した。