白須賀宿

しらすかしゅく

白須賀宿は江戸日本橋から数えて32番目の宿場町。新居宿から白須賀宿に至る途中にある潮見坂は富士山と遠州灘の海原を望む景勝地として知られていた。もともと白須賀宿はこの潮見坂の下の海岸沿いにあったことから西国から来た旅人たちに絶大な人気を誇った。しかし、宝永4年(1707)の地震による津波被害により坂上の現在地に移転した歴史をもつ。宿内を通る道幅は昔と変わらず、やがて東海道は境川を越えて三河国に入る。