関宿

せきしゅく

関宿は江戸日本橋から数えて47番目の宿場町。東海道の中でもっとも古い歴史をもつ宿のひとつ。関という地名は、壬申の乱(672年)の頃に置かれた古代三関のひとつ「鈴鹿関」に由来している。以来、交通の要衝として栄え、江戸時代には東の追分から伊勢別街道、西の追分から大和街道が分岐するなど各地から旅人たちが集まりにぎわった。東西約1.8kmにわたり江戸時代さながらの町並みが延々と続き、昭和59年(1984)には国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。江戸の旅人たちが行き交った往時の景観や雰囲気をたっぷり堪能できる。