沼津宿

ぬまづしゅく

沼津宿は江戸日本橋から数えて12番目の宿場町。沼津は幕府老中を輩出した水野出羽守五万石の城下町であり、江戸や江尻(清水湊)への廻船や漁業で栄えるとともに、宿場町としてもにぎわった。ただ大正2年(1913)の大火や戦災により城下町、宿場町の面影は失われた。東海道は狩野川右岸に並行しながら南下し、永代橋付近で西に向かう。この後、道は駿河湾沿いに続く千本松原と並行し、次の原宿に向かう。