見付宿

みつけしゅく

見付宿は江戸日本橋から数えて28番目の宿場町。見付は、奈良時代に遠江の国府が置かれた遠州の中心地。江戸時代は天竜川の川越の宿として、また新居の関を避けて御油宿(愛知県)に至る姫街道(本坂道)の追分があることから、多くの人が往来した。現在、宿場時代を伝える遺構は少ないが、本陣跡の碑の奥には明治8年(1875)に建てられた旧見付小学校の建物がある。現存する日本最古の洋風木造校舎で、最上階からは町が一望できる。