亀山宿

かめやましゅく

亀山宿は江戸日本橋から数えて46番目の宿場町。亀山宿は、いつごろ町が立てられたかは定かではないが、文明14年(1482)の文書に「亀山」とあることから、15世紀の終わりには町が成立していたとみられる。その後16世紀中ごろには亀山城が築かれ、以後は関氏の城下として発展したことがうかがえる。本陣・脇本陣は各1軒しかなく、江戸後期の段階で旅籠も21軒と多くはなかったが、城下と併せた町の規模は大きかった。本陣や高札場など宿の主要な施設は失われているが、宿内の随所にかつての面影を留めている。