石薬師宿

いしやくししゅく

石薬師宿は江戸日本橋から数えて44番目の宿場町。石薬師宿は、四日市宿と亀山宿の間の距離が長いため、宿駅制度が開始してから15年後の元和2年(1616)に設置された。
石薬師はもとは弘法大師ゆかりの石薬師寺の門前町だったが、伊勢参りに向かう旅人は四日市宿から参宮道に入るため、滞留する旅人は少なかった。明治期に建て替えられた小澤本陣跡の建物や国文学者佐佐木信綱の生家、石薬師寺など往時の雰囲気を留めている。