伊勢神峠

いせがみとうげ

足助と稲武を結ぶ、中馬街道最大の難所といわれた峠。江戸、明治、昭和と三代にわたる峠道が残されている。現在の主要道は昭和35年(1960)竣工の伊勢神トンネルだが、その真上に明治30年(1897)に造られた石造りの旧伊勢神トンネル、さらにその上に中馬(*)の人馬や善光寺、伊勢参りの旅人が歩いた峠道も残され「街道の交通博物館」とも称される。
*【ちゅうま】馬や牛の背に物資を載せて運んだ運送業の人々。またはその馬や牛のこと。

見どころ

  • 伊勢神峠案内板

    「中馬の難所 伊勢神峠」と記された案内板。

    住所 愛知県豊田市明川町 岩立
  • 伊勢神宮遥拝所

    元は江戸時代末期に建てられた(現在の遥拝所は再建)。伊勢神宮を遥かに望む場所に建つ。

    住所 〒444-2602 愛知県豊田市連谷町
  • 八百比丘尼の杉

    800歳まで生きたとされる八百比丘尼(やおびゃくに)にまつわる杉の大木。

    住所 愛知県豊田市明川町 岩立