二川宿

ふたがわしゅく

ボランティア
ガイド

二川宿は江戸日本橋から数えて33番目の宿場町。
当初は二川村と大岩村の二つの村で一宿分の役をはたしていたが、交通量の増大による不都合から移転し一続きの町となった。現在でも江戸時代の町割りがほぼ残る中、東海道で2か所しか現存しない本陣(*)、庶民の宿であった旅籠、さらに宿村役人の店舗兼住居(商家)が公開されている。
また住民・行政・大学の協働により一般の住居や店舗も歴史的な町並みに調和するよう工夫がなされ、切妻平入の軒が並ぶ宿場町らしい景観が見られる。

*【ほんじん】公家や大名ら貴人、幕府の役人が旅の途中宿泊、休息した施設。

見どころ

  • 妙泉寺

    松尾芭蕉の「阿ちさゐや 藪を小庭の 別座敷」が刻まれた紫陽花塚がある。

    住所 〒441-3155 愛知県豊橋市二川町東町 101-1
  • 商家「駒屋」

    二川宿で商家を営むかたわら、問屋役や名主を務めた田村家の遺構。主屋、離れ座敷、土蔵などが一般公開。

    住所 〒441-3155 愛知県豊橋市二川町新橋町21
  • 豊橋市二川宿本陣資料館

    江戸時代の景観そのままの本陣の全容と旅籠屋「清明屋」が見学でき、東海道、宿場、本陣について学べる。 *2024年11月上旬まで改修休館

    住所 〒441-3155 愛知県豊橋市二川町字中町65番地
  • 大岩神明宮

    境内には寛延4年(1751)の灯籠や秋葉山常夜燈がある。

    住所 〒441-3142 愛知県豊橋市大岩町東郷内14
  • 渥美郡奥郡道標

    田原街道との分岐として明治3 3年(1900)に建てられた。

    住所 〒441-3147 愛知県豊橋市大岩町高足道38−1
  • 岩屋観音

    山頂の聖観音像は、街道の風物詩として道中記などにも取り上げられた。

    住所 〒441-3147 愛知県豊橋市大岩町火打坂
  • 灯篭で飾ろう二川宿(7月下旬)

    約3,500基の灯籠が旧街道沿いを照らす。幻想的にライトアップされた旧東海道を楽しんで散策できる。

    住所 〒441-3155 愛知県豊橋市二川町新橋町21
  • 二川宿本陣まつり大名行列(11月)

    江戸時代の街道風俗絵巻を繰り広げる大名行列が行われる。

    住所 〒441-3155 愛知県豊橋市二川町字中町65番地(二川宿本陣資料館)
  • 二川八幡神社例祭(10月)

    豊橋市でもっとも歴史があるといわれる山車が出る。

    住所 〒441-3155 愛知県豊橋市二川町東町85−1