江尻宿

えじりしゅく

江尻宿は江戸日本橋から数えて18番目の宿場町。巴川の入江の端、尻(下流)に位置したことから江尻の名がついた。戦国時代、武田信玄によって江尻城が築かれ城下町として繁栄。江戸時代に入ると巴川河口を利用した清水湊には、駿府町奉行支配の蔵が立ち並び、江戸へ物資を運ぶ水運の拠点として活気に満ちていた。往時の面影はないが国際拠点港湾に指定されている清水港は、富士山を望むベイサイドエリアとして新たなにぎわいを見せている。