足助

あすけ

ボランティア
ガイド

足助は、尾張・三河各地と信州を結ぶ伊那街道(明治以降は飯田街道)の重要な中継地にあたり、中馬(*)によって運ばれた物資の集積地として人馬が行き交い栄えた商家町。
重要な交易物であった塩は塩問屋で新しい俵に詰め替えられ、信州に運ばれた。このため街道は”中馬街道”や”塩の道”と呼び表された。足助川に沿う段丘上に位置する町並みはかつての繁栄の証しを今に伝え、平成23年(2011)に愛知県初の重要伝統的建築物群保存地区に選定されている。

*【ちゅうま】馬や牛の背に物資を載せて運んだ運送業の人々。またはその馬や牛のこと。

見どころ

  • 馬頭観音、牛馬摂待水

    馬頭観音坐像下には街道を往来した馬のため水飲み場跡がある。

    住所 〒444-2424 愛知県豊田市足助町宮ノ後19-5
  • 宗恩寺

    足助の町並みを一望する高台に建つ。鐘の音の美しさでも知られる寺。

    住所 〒444-2424 愛知県豊田市足助町御所山1
  • 足助中馬館

    大正元年(1912)に建てられた旧稲橋銀行足助支店社屋を利用した資料館。県指定文化財。

    住所 〒444-2424 愛知県豊田市足助町田町11
  • 大給松平家先祖の墓

    大給松平家は十八松平家のひとつ。子孫は三河西尾藩主となり先祖ゆかりの地に菩提寺(宝珠院)と墓を建てた。

    住所 〒444-2424 愛知県豊田市足助町東井ノ上16
  • 百年草

    日帰り入浴施設や手作りハム工房などが入る複合施設。

    住所 〒444-2424 愛知県豊田市足助町東貝戸10
  • 尹良親王袈裟かけ石

    後醍醐天皇の皇子宗良親王の皇子尹良親王が袈裟をかけたという石。今朝平八幡神社境内にある。尹良親王ゆかりの史跡は、足助、稲武に残る

    住所 〒444-2424 愛知県豊田市足助町八万
  • 城跡公園足助城

    発掘調査に基づき、戦国時代の山城の景観をできる限り考証を行い再現している。

    住所 〒444-2424 愛知県豊田市足助町須沢39
  • 香積寺

    紅葉名所である香嵐渓の中心にある、曹洞宗の古刹。江戸時代の三栄和尚がお経を唱えながら植えたのが始まりといわれる。香嵐渓紅葉の生みの親と伝わる。

    住所 〒444-2424 愛知県豊田市足助町飯盛39