秋季特別展 みやびの世界 「魅惑の源氏物語」「宮廷文化の華」 国宝 源氏物語絵巻「蓬生」「柏木(二)」「東屋(一)」公開 ※期間中展示替え有り

近日開催

名古屋エリア コース7

秋季特別展 みやびの世界

「魅惑の源氏物語」
紫式部によって著された『源氏物語』は、現代に至るまで千年にわたり読み継がれてきた古典の名作です。平安時代に書かれたにもかかわらず、深い人間洞察力に基づく個性的な登場人物が織りなす波乱万丈のストーリーや、洗練された美意識によって紡がれた詩的で美しい言葉など、多くの人々を魅了し続け、その後の物語文学や日本文化に大きな影響を与えました。写本や研究も膨大で、日本文学の金字塔というべき存在です。また物語文学や和歌といった文学の分野だけでなく、香道、能楽などの芸能にも影響を与え、絵画や工芸のデザインソースともなり、二次創作物も数えきれません。日本が世界に誇る『源氏物語』の文化史を紹介し、『源氏物語』の魅力の一端を紐解きます。

「宮廷文化の華」
天皇と皇族、そして天皇に仕える人々によって構成されていた宮廷では、四季折々に行われていた年中行事や儀式、『古今和歌集』に代表される和歌や『源氏物語』に代表される物語文学、宮廷生活の中でつちかわれてきた装束や香など、さまざまな文化が誕生しました。宮廷で誕生した文化は「都風」を意味する言葉「雅び」で形容され、同時代そして後世の人々にとってあこがれの対象ともなりました。本展では、平安時代以降の宮廷の人々が中心となって作り上げ、伝え続けてきたこれら宮廷の文化について紹介します。

イベント概要

開催日 2024年9月22日(日)~11月4日(月・振休) 10:00~17:00(最終の入場は16:30まで)
定休日:毎週月曜日
開催場所
徳川美術館
お問い合わせ ■公式webサイト
https://www.tokugawa-art-museum.jp/